CTOになりたい

CTOになりたかったけどなれなかったから一回なってみたいブログ

CTOな人(その3.パッケージベンダ系)

こんにちは

CTOな人シリーズは今回でいったん最終回です。
今回は、前職で私も務めていた、パッケージソフトベンダを対象に記載します。

パッケージベンダ系

  • 株式会社セゾン情報システムズ 小野 和俊さん
  • 株式会社オープンストリーム 寺田英雄さん
  • セールスフォース・ドットコム 及川喜之さん
  • アリエルネットワーク株式会社 井上誠一さん
  • ピー・シー・エー 水谷 学さん
  • サイボウズ株式会社 山本 泰宇さん
  • インフォテリア株式会社 北原 淑行さん
  • スーパーストリーム株式会社 山田 誠さん
  • 株式会社電通国際情報サービス 笠 健児さん
  • Sansan株式会社 秋山真咲さん

上場企業だけでは心許ないイメージだったので、今回の調査は
自分もよく知ってる会社、社外活動(MIJSという団体)に参加していた会社も調べました。

経歴上では、やはり起業時から技術の中心として
既にいらっしゃった方が多いですが、パッケージベンダは特に、
自社製品に関連した技術業務知識を持つ人として、
外部から招聘された人も、少なからずいらっしゃいます。
特定の業務に深く関わる資格(会計士とか)を
持つ方がいらっしゃいますので、どちらかと言えば、

  • インフラ寄りなサービス系
  • 経営寄りなSIer

と比べ、アプリ(業務)寄りな強みがあるという方が多い気がします。

自社の製品機能を継続的に強化していくところは、
他のベンダよりも注力しているところになるかと思いますので。
競合も非常に多いですしねー。
なので、要求されるスペックは、下のようになるのかな。

  • まず業務知識
  • 他社と差別化する機能・技術を持つ、生み出せる能力

CTOに書かせていただいた方の中では、おそらく
小野さんが一番有名じゃないのかな?と思います。
最近セゾン情報システムズに合併されて、そこのCTOになってたんですね。知らなかった。
しかもあの漢気溢れるポリシー?で有名なHULFT事業だし。
そこで何をするんだろうか・・・つまんないんじゃないのかな?

次は井上さんなのかなぁ。本出してるし。

小野さんは、上述したMIJSというパッケージソフト会社の団体における
技術強化委員会?で、モデレータを務めていた方です。
聞いたところ、今も務めてるらしいですね。代役がいないらしいです。
私もその委員会に参加していたので、面識がある方です。
なんというか、私の中でCTOと言えばこの人という感じではあります。
なんでそう感じるんだろうか、、
新しい事業部に移って何考えてるのか、聞いてみたいけど話す機会がなくなってしもたー

話を戻して、パッケージベンダは特定の業務に特化した製品がほとんどなので、
これは会社にも多少依るところがありますが、たいてい

  • 新製品、新しいサービスをあまり作らない
  • なので新しい技術はあまり使わない。

ということで、特定の技術において深い知識を持った人がとても多いです。
委員会に参加してもわかりますが、比較的新しい技術にはホントに弱い人が多いです。
私の知っている会社は、BtoBな製品を扱う会社が多いのも関係するのかな?
MIJSの強化委員会でも、私的にあんまり面白そうなネタが出てなくて、
ジャイロセンサーとか音声、画像認識とかを合宿でやりたい!
とか言ったら、「変わったものを作ってみたい」チームリーダにされたのは
いい思い出。

と、そんなわけでプライベートや社外との関わり等で、 自分で勉強でもしてない限り、流行り廃り等には疎い方が多く、
一時的に、製品のクラウドサービスへの対応の転機を迎えるにあたって
若干の技術的な判断が要求された程度、、と認識しています。
それ以降は、また普段の開発に戻る・・・という感じです。

このままでは、技術者としては、非常につまらない環境です。・・よね?
だからか、それなりの地位(CTOとか)の方々の興味は、

  • 技術者はどうすれば成長できるか?
  • どうすれば強い組織が作れるか?
  • どのような開発手法があって、どれを選択して開発すればよいか?

というようなところにあり、そこに注力しているように見えます。
そういうことをやらないと、暇だしね。
つまらない、飽きてしまうっていう人はCTOには多いんじゃないか?
って思います。この辺がCTOの素養なんじゃないかとも、思いますけど

…暇とはいっても、以下のようなことは、たぶん最低限やってると思います。

  • 採用活動(と面接)、インターン
  • 販促活動的な何か
  • 製品企画・競合調査などなど
  • 基本設計、可用性検証あたり

軽く考察

私もパッケージベンダで務めていましたが、元の会社の方針? 私の性格?のせいか、私は少し毛色が違う働き方をしてきました。

それは、

  • 自社製品に、興味が全くなかったので、関係ない技術を積極的に習得してた
  • そのせいか新業務領域の新製品の企画・開発ばかりやっていた。

なので私、、、プロダクトマネージャとかやってた割に、
特定の業務に強くないんですよね。。。
まんべんなく色々な製品、業務に強い立場ではありますけど、
「自信がありますか?」
と言われると、、、そうでもない。

傭兵みたいに働いてて、愛着が薄いからでしょうか。期間が短すぎるんでしょうかね・・
長くて1年間ぐらいで次の製品の開発…というサイクルだったし
すごくすごく色々なことを勉強できる立場だったので、
技術者的にはすごくいい境遇でしたけど。

セミナーとかやれ、とか言われれば立ってみんなの前で説明するぐらいは
出来ますけど、他のベンダの方みたいに堂々と出来ない。
なんか自分の作った製品に満足してないせいか、堂々と出来ないんですよね、私。

でも、CTOの人がプロダクトマネージャで自らセミナー出てるって形式は、
製品によってはよく見ます。
特定の技術に強みを持つ製品や、業務間の連携等に強みを持つような
業種に関係なく採用される製品なんかはそうですね。。

うーん、パッケージベンダとかも向いてないのかなぁ。
そんなことないと思うんだけどな。
むしろ天職だと思っていた気もするんだけど。

上述しましたけど、パッケージベンダとか、あとたぶんサービス系もですけど、
空いてる時間があるんですよね、なんというか、空いてる時間。
SIとかやってると、ほんとにそんな時間がないけど、あるんですよ。
そういう時間が取れるところがいいんだよなー。

だから、SIerにはやっぱり行きたくないな。色々な意味で。うん。間違いない。 サービス系とかパッケージ系は、似てる感じがしますね。 よく知らないんですけど、そういう気がする。

文章がダレてきたので、この辺で今回もやめて、
次回からはとりあえず、私視点で
起業に勤める技術者ってどうなっていくべきか?とか
他社に勝てる製品を生み出すってどういう風にすればいいか?とか
よくわからないけど、自分の考えとかを適当に書くことにしよ

あと、まだ書いてないけどコーディングするネタとか